SIGEMB69 Talk
Posted on July 11, 2025
組込みシステム向けFPGA・CPUによる疎行列に着目したCNNの協調計算手法
宮下湧輔, 渡部卓雄, 森口草介 情報処理学会第69回組込みシステム研究会(SIGEMB69),東京大学本郷キャンパス/オンライン,2025年7月11日.
概要
畳み込みニューラルネットワーク(CNN)は画像認識や物体検出など多様な分野で高い精度を実現しているが,組込みシステムにおけるリアルタイム推論には計算速度が問題となる.そこで,Field Programmable Gate Array(FPGA)に計算の一部をオフロードさせるアプローチが数多く提案されているが,組込み向けのFPGAで実装する上では,そのリソース制約の厳しさが依然として課題となっている.本研究では,CNNの活性化関数でReLU関数を用いたときに特徴マップ上に登場する疎行列に着目し,FPGAとCPUによる協調計算アーキテクチャを新たに提案することでさらなる処理効率の最適化を図る.
- 宮下湧輔, 渡部卓雄, 森口草介,
組込みシステム向けFPGA・CPUによる疎行列に着目したCNNの協調計算手法,
情報処理学会研究報告(IPSJ SIG Technical Reports), Vol. 2024-EMB-69, No. 2, Jul., 2025.
https://ipsj.ixsq.nii.ac.jp/records/2003030