PPL2019 Posters

Posted on March 6, 2019

組込みシステム向けFRP言語の静的スケジューリングを用いた並列化(ポスター)

櫻井義孝,渡部卓雄
第21回プログラミングおよびプログラミング言語ワークショップ(PPL 2019), Mar. 6-8, 2019.

概要

小規模組込みシステムで使われるコンピュータの性能が上がり,小規模組込みシステムにおいてマルチスレッドを使用することができるようになった.また,リアクティブなシステムを宣言的に構築する方法として関数型リアクティブプログラミング(FRP)が提案されている.そこで,本研究では小規模組込み向けFRP言語であるEmfrpの応答性を挙げるため静的スケジューリングを用いて並列化する.


組込みシステム向けFRP言語における動的動作のための抽象化(ポスター)

松村有倫,渡部卓雄
第21回プログラミングおよびプログラミング言語ワークショップ(PPL 2019), Mar. 6-8, 2019.

概要

関数リアクティブプログラミング(FRP)は,時間変化する値である時変値を扱い,入力に応答して計算処理を行うリアクティブシステムを記述するプログラミングパラダイムである.FRPにおいてシステムの状態に応じた処理を実現するには,時変値更新のための計算を実行時に切り替える必要がある.本研究では,メモリ資源に制約のある小規模組込みシステムを対象としたFRP言語であるEmfrpにおいて,システムの状態に応じた計算の動的な切り替えを,動的にメモリを確保することなく実現するための抽象化を提案する.


組込みシステム向けFRP言語に対する第一級関数の導入(ポスター)

横山陽彦,渡部卓雄
第21回プログラミングおよびプログラミング言語ワークショップ(PPL 2019), Mar. 6-8, 2019.

概要

メモリリソースの限られた小規模組込みシステム向け関数リアクティブプログラミング言語に対し,第一級関数の導入を行った.処理の抽象的な記述を高階関数によって可能にしつつ,実行時のメモリ使用量を静的に決定するための実行モデル,型システムを提案した.さらに一階の関数しか持たないようなプログラムへの変換方法を示した.また,高階関数を用いて抽象的な記述を行ったプログラムと,用いずに冗長な記述を行ったプログラムをマイコン環境にて実験,評価し第一級関数の使用に関しての検討を行った.